あなたが悪いのではなく仕組みが悪い

僕が会社員として工場で働いているとき、たびたび工場内で、仕事中に怪我をしてしまう事故が起きました。

「機械の操作スイッチを押すときに踏み台から足を踏み外して捻挫してしまった。」という小さな怪我や「回転する刃物に手が当たってしまい指を切断してしまった」などの大きな怪我もありました。

このような事故と怪我が起きたとき、会社は徹底的に再発防止に努めます。

 

 

まず大の大人が10人ほど事故の起こった現場にやってきます。

現場をくまなく点検してなぜ今回の事故が起きたのか原因を突き止めて、当時の状況を事故を起こした本人から詳しく聞き、報告書を作っていきます。

 

そして改善策を打ち出して実行していくのですが、二度と事故を起こさないように仕組みを根本から見直す、ということを徹底していたのです。

 

 

例えば、機械の操作スイッチを押すときに踏み台から足を踏み外してしまい捻挫してしまった事故の場合。

 

この事故が起きてしまった理由として挙げられるものは、足元を確認しなかった、気が抜けていた。集中力に欠けていた、などなど従業員の不注意によるものです。

なので普通だったら「踏み台に乗るときには最新の注意を払いなさい」「視差呼称(しさこしょう)をしなさい」という指導や「足元注意」など看板をつけるなどして注意喚起をします。

 

確かに間違ってはいないのですが、これではこれからも同様の事故が起こり続けます。

 

なぜなら人はミスをするし、どれかけ注意喚起をしようとも不注意を0にすることは不可能だからです。

 

僕が勤めている会社は、足を踏み外して捻挫をしてしまう本当の問題は踏み台に乗らなければスイッチが押せない仕組みにある”と考えました。

 

だから踏み台を使わずに手の届く位置にスイッチを移動させて、踏み台を使わずともスイッチを押せる仕組みにすること。これが根本の解決策になります。

踏み台が不要になれば、もう二度と踏み台から足を踏み外して捻挫することはありません。

 

さらに、事故現場だけではなく工場内の全ての機械のスイッチの位置を確認し、高い位置にある場合は踏み台に乗らなくていい位置に移動させるのです。

 

こうすることで、捻挫をしてしまった本人のみならず他の現場でも同様の事故が起こらないように、根本から仕組みを見直して再発防止に努めていました。

 

 

あるいは、回転する刃物に手が当たってしまい指を切断してしまった。という事故も根本的に仕組みを見直して再発防止を考えます。

 

この場合も、“指を切断してしまった本当の問題は、回転する刃物に手を当てることができてしまう仕組みにある”と考えます。

 

だから刃物にはカバーをつけて、回転中に刃物に触れないようにする。さらに万が一、刃物が回転中にカバーが空いてしまったら急停止するようにセンサーをつける。

 

こうすることで回転中の刃物に手が触れることはなくなります。

 

このように僕の勤めていた会社は、“本当の問題は仕組みにある”と考えます。

そして“問題が絶対に起こらないように仕組みを根本的に変える”ということを実施していたのです。

 

 

会社員時代の僕は、機械の修理をする担当部署だったので、スイッチの位置を移動する仕事も刃物にカバーをつける仕事も、そのたびに

「わざわざスイッチの位置を下げるなんて手間だなあ」

「わざわざカバーを取り付けるなんて面倒臭いなあ」

なんて考えていたのですが、今思い返してみれば会社は大変素晴らしい取り組みをしていたわけです。今更ながら頭が下がります。

 

 

高速道路にETCが導入されるまで、高速道路内で起こる渋滞の3割は料金所で起きていたそうです。

 

料金所の渋滞を緩和するために、料金所で働く人に指導して業務スピードを改善しようとしても限界があります。レーンを拡張する工事にも横幅の限界があります。

 

そもそも渋滞が起こる本当の問題は”100km近い速度で走っていた車が料金所で完全に一時停止して、チケットを渡して料金を支払う仕組み”にあります。料金を支払っているあいだに後続車がどんどん詰まってしまうのです。

 

そこでETCが導入されました。ETCは料金を支払う際に一時停止しなくても、すいすいと料金所を通過できるようになり「車が一時停止してチケットを渡して料金を支払う」という仕組みの問題を根本から解決したのです。

 

おかげで料金所エリア付近の渋滞は激減し、料金所付近に排出されるCO2も大きく削減されました。

 

 

僕が起業する前、一番の問題は”全くと言っていいほど自由がない”ということでした。

会社からの給料は手取りで10万円前後。自由に使えるお金がほとんどありませんでした。

 

収入を増やすために、残業をしてみたり、アルバイトをしましたが、今度は自由な時間がなくなりました。

 

つまり僕の本当の問題は“会社から給料をもらうことでしか生活を維持できない収入基盤の仕組み”にあったのです。

 

そこで問題が絶対に起こらないように仕組みを根本的に変えるために自分が働かなくてもお金を稼げるように、ビジネスを始めて、ビジネスを仕組み化しました。

 

会社の労働でお金を稼ぐのではなく、ビジネスから自動で入ってくるようにお金が入ってくる仕組みを根本から変えたのです。

 

お陰で僕は寝てても遊んでても、お金が入ってくるようになり、会社を辞めて自由に生きていけるようになりました。

 

 

今でも何か問題が発生すれば、仕組みの根本から解決できないか考えます。

 

掃除が面倒だ・・・と思ったので、そもそも掃除をしなければならない仕組みそのものに問題があるのです。だから掃除をしなくていいように家事代行サービスにお願いするようになりました。

 

ガス代や水道代をコンビニに払いにいくのが面倒だ・・と思ったので、コンビニに払いにいかなければいけない仕組みそのものに問題があるのです。だから銀行引き落としにしました。

 

家では集中できない、、と思ったら、問題は家で仕事をする仕組みそのものに問題があるのです。だから集中できないときはカフェに行くようになりました。

 

本当の問題は仕組みにあります。だからこそ問題が絶対に起こらないように仕組みを根本的に変えことこそが「問題」を完全に取り除く唯一の手段です。

 

問題が起きたら仕組みを疑いましょう。そして仕組みを根本的に変えましょう。

 

 

多くの人は問題が起きると、その場しのぎの解決を選んだり、気合いや根性で何とか解決しようとします。

 

お金がないと思ったら労働時間を増やしたり、将来が不安だと思ったら貯金に勤しんだり。

 

 

ですが、どれだけ労働をしても、貯金をしてもそれでは根本的な解決にはなりません。

 

もし収入の不安を解消したいと思っていたり、もっと自由な働き方がしたいなら「雇われながらお金を稼ぐ仕組み」を根本から変えて自分でビジネスを立ち上げるべきです。

 

そのビジネスを自動化していけばお金も時間も手に入ります。

 

そして、いつ何時でも自分の力でお金を稼げるスキルを身につけてしまえば、二度とお金の不安に悩まされることもなくなるでしょう。

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この記事を書いた人

会社員時代に21才起業。24才で脱サラ。現在は自分がほとんど働かなくても月100万円の利益を生む仕組みを作り、好きな時間に寝て好きな時間に起きる生活を手にする。会社をやめてから自動収入の恩恵を受けて1年半ほどニートのような生活を送ったものの、惰性で過ごす毎日に嫌気が差す。ニートの経験を経て会社をやめることがゴールではなく、やめた後に何をするのかが重要だと気づきビジネス再開。自分の人生を充実させるためには何が必要なのか?何を追い求めればいいのか?を僕なりに書いています。

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